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偉大な国アメリカ

〔アメリカの自然〕


 アメリカは広大な大地を基盤として自然が豊かな世界です。ちょっと田舎に入れば、大小さまざまな自然の動物が見られます。

 私たちが住んだ地域でも、野生のリスや鴨(ギース)、七面鳥、ガチョウ、ニワトリ、ウサギ、スカンク、そして亀など沢山の小動物を頻繁に見かけました。

 彼らは道路を悠々と闊歩して遊びます。今の日本では滅多に見られない光景を楽しめる世界です。

 また、しばしば鹿の親子を見かけました。ちょっとした森の中や道路端などで数頭の鹿の集団が遊ぶ姿を見たものです。鹿はとても可愛いのですが、車との衝突事故が頻繁に発生するので危険でもありました。

 アメリカには天然ままの川が沢山あって、昔の日本のように、蟹やどじょうや小魚などが泳いでいます。夏ともなると、一般家庭の芝生の中で蛍が光を灯します。


アメリカの自然 〔アメリカの自然〕には何があるかご紹介します。
アメリカの小動物  アメリカの道路や一般家庭の庭などには、沢山の小動物が現われます。特に車の通りも激しくない田舎道ともなると、小さな動物の親子がそろって歩く姿などに頻繁に遭遇します。なんとも心温まる光景に癒されます。

 ここで、私たちが住んでいた地域で見かけた小動物をご紹介します。

アメリカの小動物
リス  隣家に森があって、リスが私たちの家まで毎日遊びにきました。最初は臆病でしたが、家内が毎日ピーナッツや胡桃、ときにはアカダイミアンナッツなどを出してやっておりました。

 この結果、毎朝4~5匹のリスがくるようになってしまいました。最後には窓をガリガリ叩いて餌をねだる始末でした。アメリカでは野性動物に餌をやってはいけないので、家内は出来るだけ目立たないように隠れながらやっていました。

チックマック  普通のリスよりもっと小型の一種のリスにチックマックという小動物がいます。我が家の芝生にもチックマックが数匹住み着いていて、よく慣れました。

 チックマックの巣は玄関側にあったのですが、昼間には家の反対側のベランダまで遊びにくるのが日課でした。そんなときは好みの豆類などをやりました。

 私たちが外出先から来るまで帰宅すると、玄関側で遊んでいたチックマックが一斉にベランダまで駆け比べのように移動します。彼らは餌をもらえることを学習し、車が帰ってくるのを待っているのです。小さいながらとても利口で可愛かったです。

大きい亀が道を歩く  1997年6月1日、大きな亀が家の前の道を歩いていました。道路を横断して近くの湖まで移動する最中らしかったです。亀は直径30センチほどもあって、可愛かったですが、頭をなでてやろうとしたら、激しく噛み付きそうになりました。怖かったです。

 そういえば小さい亀が同じように道を歩く姿を見ることも時々あります。

鴨(ギース)  鴨の一族が毎日我が家の芝生内で好きなだけ遊んでいました。毎日早朝に、数十ひきの鴨の一族が湖から出てきて2~3時間遊び、また湖に帰って行く姿を楽しませてくれました。ひな鳥が上空を飛ぶ練習をしたりするわけです。先頭の一羽はクーという合図の声をだして全体をコントロールします。

 鴨の親子が道路を横断する光景も時々みることがありました。こんなとき車は鴨が渡りきるまで待ってやります。

 鹿などの動物は急に飛び出すので非常に車の運転には危険ですが、鴨は道の真ん中を平気で歩くものの、のっそりしていることと比較的大きく目につきやすいので危険はありません。親子のギースが一列になって横断していると車はのろのろ運転をしてよけてあげます。

 アメリカでは至るところに小さな湖があります。誰もが自然を大切にしていて動物達をいじめる人は全く見掛けません。

 しかし、私の住んでいた近くに「ホースシューレーク」という小さな湖があったのですが、そこで日本でも問題になった矢鴨を目撃したことがあります。痛々しい姿で湖上を泳いでいたのをそこに遊びにきた人たちが見守るのですが誰も助けてやることはできませんでした。

鹿の親子  鹿の親子が道路で遊ぶ姿も非常に頻繁に見掛けます。鹿は大きく特に生まれた年の鹿は車の恐さをしらずに飛び出してくるので、よく車に轢かれたり衝突したりします。

 遊んでいる姿は可愛いのですが衝突する可能性が高いので注意が必要です。ニュージャージーの場合には一年中危ない感じです。私のアメリカ人の知人は鹿に側面から衝突されて新車を台無しにしてしまいました。かなり大きな鹿だったと言っていました。住んでいた家の近くに小さな森があるのですが、時々鹿を見掛けることがありました。

 1997年8月27日、夕方7時過ぎに帰宅する予定で会社の正門付近まで来たとき、守衛がしきりに指差すのでその方向を見ると、何と親子鹿が7頭、会社の芝生で遊んでいました。何とこの次の日にも同じ鹿の群が遊んでいたのには驚きました。この辺りでは鹿は頻繁にでるのですが、親子7頭の群に会うというのは初めてでした。

 雄鹿は角がたくましく成長しますが、一年で自然に角はとれて落下してしまいます。日本の奈良の鹿のように人間が切ってやることはありません。鹿の角を保有するには関係局の証明が必要です。雌しかには目立つ角はありません。

湖にくる白鳥  白鳥が湖に来ることがあります。インド人のリアルター(不動産屋)が、自分の家の前の池に2羽の白鳥がいるので見にこいとしきりに言っていましたが、見に行ったかどうか記憶が薄れて思い出せません。

野生の七面鳥  野生の七面鳥(ワイルドターキー)の家族が、10匹位で野原を散歩する姿を見ることがあります。メス親は中くらいですが、オス親は非常に大きくきれいな尻尾と羽をそなえています。

 孔雀と同様に美しい姿で野原を闊歩します。その周りを7ー8匹のひな鳥が行列を作ったり集団になったりして遊んでいるのが印象的です。七面鳥は非常に目がよくて警戒心も強いので近くによって目撃することは滅多にできません。双眼鏡が必要です。

ガチョウ  ガチョウが遊んでいる姿を見ることも多いのですが、結構敏感で人が近くに寄るとのろのろと移動してしまい2メートル以内に近ずくことはできません。

ダチョウ  車を運転していてダチョウに遭遇することがあります。

 アメリカには天然のままの川が沢山あります。石ころが転がっていて草が生えていてドジョウや小さい生き物が一杯生息している川です。勿論魚も沢山います。

 5月になり春の解禁時期になると多くの釣り人がどの川にも入っています。人間の数に比べて川や自然の方がはるかに雄大であり、日本の様に魚を取り尽くしてしまうようなことは決してありません。

 アメリカには自然のままの景色や緑がそのまま残っています。自然のままの小川があり魚がいて虫がいます。しかし、NJ辺りは真夏でも殆ど湿気がなくとても快適なばかりか蚊やぶと(ぶよ)の様な虫は殆ど見掛けません。

ロバ  ロバを飼っている農場が多いです。多くの農園ではロバを飼っていて、人寄せ的な効果をねらっています。ロバは、よく人に慣れていて子供でも平気で触ったりできます。

 このような農園では、トウモロコシの粉などを餌として売っていて、これを与えますが、ロバの方も十分承知で餌を持った人間が来るとすぐ寄ってきて愛嬌を振りまきます。

キジがあそぶ  ときにキジが飛んできて遊ぶ姿を見かけることもあります。

蛍が飛ぶ  アメリカの自然は本当に保護されていると感じます。私たちの住んでいた家はごく普通の中流階級の家でしたが夏の日の夕方、暗くなり始めた頃には一斉に蛍が火を灯します。

 一斉に光るのでとてもきれいです。現在の日本では到底考えられない光景が自然を積極的に維持しようとするアメリカでは今でも全く自然の状態で保たれているのです。

兎の駆けっこ  兎が庭の芝生でかけっこします。どういうわけか隣の家の庭には兎の親子が住んでいました。この兎がとても可愛かったのですが、境の金網を潜り抜けて毎日我が家に遊びに来るのです。

 家内が通り道に人参を撒いてやったりして随分楽しませていただきました。事業所の芝生にもごく自然に兎や鹿が遊びにきます。誰も追いかけたりすることはありませんので大変のびのび遊んでいます。日本では考えられない光景です。

スカンク  アメリカでは自然の動物に餌をあげるのは一般的にタブーとなっています。しかし、我が家の庭に出没する動物には内緒で餌をあげて可愛がりました。

 我が家の庭にも時々綺麗なスカンクが遊びに来ていました。白と黒のしっぽはとてもかわいく愛らしい動物です。アメリカでは誰も動物をいじめることがありませんので、どんな動物も人間を全く怖がりません。これは日本では決して味わうことの出来ない感動です。

 ピーナッツを家の隅にまいておいてあげると、次ぎの日にはなくなっています。スカンクが毎日餌を貰いにやってきます。スカンクは日本ではとかく嫌われますが、アメリカでは普通の可愛い動物のひとつであり嫌われたりすることもありません。

カラス  アメリカのカラスには、大きい日本式の鴉と小型の可愛いものとの二種類があります。アメリカ人は日本人のようにカラスを嫌わないで、カラスも自然の一部として大事にしています。

農園の動物  ちょっとした農園にはヤギ、うさぎ、ロバ、ぶた等が飼われていて来場者が餌をあげて楽しむことができます。

 トウモロコシを轢き割った餌等を売っていて、子供たちはそれを動物たちにあげて楽しみます。動物に触れる喜びは日本の子供と同じように楽しいもののようです。


森の浄化作用  アメリカの空気はいつも非常にきれいです。あれだけの車社会なのに何故こんなに空気が澄んでいるのか不思議ですが、アメリカ中のどこでも非常に緑が多く浄化作用が充分に働いているためと思われます。

 アメリカ東海岸の土地は基本的に砂地であり、もし表面を覆わなければ風が吹けば大変な砂吹雪になってしまうと思われます。このため、どこも芝生でカバーしていて、裸の砂地は滅多に見ることはありません。

リンゴ狩り  アメリカの農場ではいろいろなものを展示即売します。トマトやナス、キュウリ、西瓜、薩摩いも、ジャガイモ、トウモロコシ等普通の野菜は新鮮なものが何でも安価に売られています。

 この様な農場では、リンゴ狩りやイチゴ狩り、カボチャ狩り等をやりますが、専用の台車に10人位ずつ人を乗せて実際の農園まで乗せて連れていってくれて、リンゴ狩りなどを楽しんだ後、もとの場所まで送り戻してくれます。

 ここで好きなだけリンゴやイチゴ、野菜などを自分でもぎ取り、これを目方で購入します。この様な場所では次の様な看板がでています。

Pick all you want, buy all you pick.

 好きなだけ全部もぎ取って下さい、もぎ取ったものは全部買って下さいと言う訳です。

インディアンサマー  アメリカインディアンについては、「インディアン嘘つかない」という有名な言葉がありますが、これは一種の皮肉として使われる言葉です。

 アメリカの夏が終わって秋から冬に向かう10月ころになると、気温も50度F位まで低下してきて肌寒く感じる様になります。しかし、この時期に突然1週間位80度F以上の暑い日が続きます。嘘みたいに暑くなるので上記の皮肉にからめて、アメリカ人はこれを「インディアンサマー」と呼んでいるのです。