リス
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隣家に森があって、リスが私たちの家まで毎日遊びにきました。最初は臆病でしたが、家内が毎日ピーナッツや胡桃、ときにはアカダイミアンナッツなどを出してやっておりました。
この結果、毎朝4~5匹のリスがくるようになってしまいました。最後には窓をガリガリ叩いて餌をねだる始末でした。アメリカでは野性動物に餌をやってはいけないので、家内は出来るだけ目立たないように隠れながらやっていました。
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チックマック
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普通のリスよりもっと小型の一種のリスにチックマックという小動物がいます。我が家の芝生にもチックマックが数匹住み着いていて、よく慣れました。
チックマックの巣は玄関側にあったのですが、昼間には家の反対側のベランダまで遊びにくるのが日課でした。そんなときは好みの豆類などをやりました。
私たちが外出先から来るまで帰宅すると、玄関側で遊んでいたチックマックが一斉にベランダまで駆け比べのように移動します。彼らは餌をもらえることを学習し、車が帰ってくるのを待っているのです。小さいながらとても利口で可愛かったです。
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大きい亀が道を歩く
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1997年6月1日、大きな亀が家の前の道を歩いていました。道路を横断して近くの湖まで移動する最中らしかったです。亀は直径30センチほどもあって、可愛かったですが、頭をなでてやろうとしたら、激しく噛み付きそうになりました。怖かったです。
そういえば小さい亀が同じように道を歩く姿を見ることも時々あります。
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鴨(ギース)
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鴨の一族が毎日我が家の芝生内で好きなだけ遊んでいました。毎日早朝に、数十ひきの鴨の一族が湖から出てきて2~3時間遊び、また湖に帰って行く姿を楽しませてくれました。ひな鳥が上空を飛ぶ練習をしたりするわけです。先頭の一羽はクーという合図の声をだして全体をコントロールします。
鴨の親子が道路を横断する光景も時々みることがありました。こんなとき車は鴨が渡りきるまで待ってやります。
鹿などの動物は急に飛び出すので非常に車の運転には危険ですが、鴨は道の真ん中を平気で歩くものの、のっそりしていることと比較的大きく目につきやすいので危険はありません。親子のギースが一列になって横断していると車はのろのろ運転をしてよけてあげます。
アメリカでは至るところに小さな湖があります。誰もが自然を大切にしていて動物達をいじめる人は全く見掛けません。
しかし、私の住んでいた近くに「ホースシューレーク」という小さな湖があったのですが、そこで日本でも問題になった矢鴨を目撃したことがあります。痛々しい姿で湖上を泳いでいたのをそこに遊びにきた人たちが見守るのですが誰も助けてやることはできませんでした。
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鹿の親子
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鹿の親子が道路で遊ぶ姿も非常に頻繁に見掛けます。鹿は大きく特に生まれた年の鹿は車の恐さをしらずに飛び出してくるので、よく車に轢かれたり衝突したりします。
遊んでいる姿は可愛いのですが衝突する可能性が高いので注意が必要です。ニュージャージーの場合には一年中危ない感じです。私のアメリカ人の知人は鹿に側面から衝突されて新車を台無しにしてしまいました。かなり大きな鹿だったと言っていました。住んでいた家の近くに小さな森があるのですが、時々鹿を見掛けることがありました。
1997年8月27日、夕方7時過ぎに帰宅する予定で会社の正門付近まで来たとき、守衛がしきりに指差すのでその方向を見ると、何と親子鹿が7頭、会社の芝生で遊んでいました。何とこの次の日にも同じ鹿の群が遊んでいたのには驚きました。この辺りでは鹿は頻繁にでるのですが、親子7頭の群に会うというのは初めてでした。
雄鹿は角がたくましく成長しますが、一年で自然に角はとれて落下してしまいます。日本の奈良の鹿のように人間が切ってやることはありません。鹿の角を保有するには関係局の証明が必要です。雌しかには目立つ角はありません。
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湖にくる白鳥
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白鳥が湖に来ることがあります。インド人のリアルター(不動産屋)が、自分の家の前の池に2羽の白鳥がいるので見にこいとしきりに言っていましたが、見に行ったかどうか記憶が薄れて思い出せません。
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野生の七面鳥
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野生の七面鳥(ワイルドターキー)の家族が、10匹位で野原を散歩する姿を見ることがあります。メス親は中くらいですが、オス親は非常に大きくきれいな尻尾と羽をそなえています。
孔雀と同様に美しい姿で野原を闊歩します。その周りを7ー8匹のひな鳥が行列を作ったり集団になったりして遊んでいるのが印象的です。七面鳥は非常に目がよくて警戒心も強いので近くによって目撃することは滅多にできません。双眼鏡が必要です。
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ガチョウ
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ガチョウが遊んでいる姿を見ることも多いのですが、結構敏感で人が近くに寄るとのろのろと移動してしまい2メートル以内に近ずくことはできません。
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ダチョウ
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車を運転していてダチョウに遭遇することがあります。
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魚
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アメリカには天然のままの川が沢山あります。石ころが転がっていて草が生えていてドジョウや小さい生き物が一杯生息している川です。勿論魚も沢山います。
5月になり春の解禁時期になると多くの釣り人がどの川にも入っています。人間の数に比べて川や自然の方がはるかに雄大であり、日本の様に魚を取り尽くしてしまうようなことは決してありません。
アメリカには自然のままの景色や緑がそのまま残っています。自然のままの小川があり魚がいて虫がいます。しかし、NJ辺りは真夏でも殆ど湿気がなくとても快適なばかりか蚊やぶと(ぶよ)の様な虫は殆ど見掛けません。
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ロバ
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ロバを飼っている農場が多いです。多くの農園ではロバを飼っていて、人寄せ的な効果をねらっています。ロバは、よく人に慣れていて子供でも平気で触ったりできます。
このような農園では、トウモロコシの粉などを餌として売っていて、これを与えますが、ロバの方も十分承知で餌を持った人間が来るとすぐ寄ってきて愛嬌を振りまきます。
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キジがあそぶ
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ときにキジが飛んできて遊ぶ姿を見かけることもあります。
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蛍が飛ぶ
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アメリカの自然は本当に保護されていると感じます。私たちの住んでいた家はごく普通の中流階級の家でしたが夏の日の夕方、暗くなり始めた頃には一斉に蛍が火を灯します。
一斉に光るのでとてもきれいです。現在の日本では到底考えられない光景が自然を積極的に維持しようとするアメリカでは今でも全く自然の状態で保たれているのです。
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兎の駆けっこ
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兎が庭の芝生でかけっこします。どういうわけか隣の家の庭には兎の親子が住んでいました。この兎がとても可愛かったのですが、境の金網を潜り抜けて毎日我が家に遊びに来るのです。
家内が通り道に人参を撒いてやったりして随分楽しませていただきました。事業所の芝生にもごく自然に兎や鹿が遊びにきます。誰も追いかけたりすることはありませんので大変のびのび遊んでいます。日本では考えられない光景です。
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スカンク
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アメリカでは自然の動物に餌をあげるのは一般的にタブーとなっています。しかし、我が家の庭に出没する動物には内緒で餌をあげて可愛がりました。
我が家の庭にも時々綺麗なスカンクが遊びに来ていました。白と黒のしっぽはとてもかわいく愛らしい動物です。アメリカでは誰も動物をいじめることがありませんので、どんな動物も人間を全く怖がりません。これは日本では決して味わうことの出来ない感動です。
ピーナッツを家の隅にまいておいてあげると、次ぎの日にはなくなっています。スカンクが毎日餌を貰いにやってきます。スカンクは日本ではとかく嫌われますが、アメリカでは普通の可愛い動物のひとつであり嫌われたりすることもありません。
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カラス
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アメリカのカラスには、大きい日本式の鴉と小型の可愛いものとの二種類があります。アメリカ人は日本人のようにカラスを嫌わないで、カラスも自然の一部として大事にしています。
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農園の動物
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ちょっとした農園にはヤギ、うさぎ、ロバ、ぶた等が飼われていて来場者が餌をあげて楽しむことができます。
トウモロコシを轢き割った餌等を売っていて、子供たちはそれを動物たちにあげて楽しみます。動物に触れる喜びは日本の子供と同じように楽しいもののようです。
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