〔アメリカの医療〕 |
アメリカで病気をすると大変なことになります。 以前には、日本のような保険制度がなかったので、保険に加入するだけの余裕のない貧乏な人は、病気をしても病院に行くことなどできないのです。 病院に行けなければ、盲腸の手術やちょっと大きな病気になれば、ダイレクトに死が待っています。 |
アメリカ人の友人に聞いたところ、貧困層の人たちは盲腸になれば死を覚悟するといいます。入院はおろか、盲腸の手術でも200万円位かかるとの話しもある位です。病気に限らず、交通事故でも同様です。 最近では、オバマ大統領が健康保険制度を発足させたことで事情は変わりつつありますが、とにかく、アメリカでは病気に罹らないよう十分に注意することが肝要なのです。 アメリカは、極端にいえばお金が全ての世界です。病気や怪我で救急車を呼んでも、もちろん救急車はすべて有料であり、支払能力があると分らなければ病院に運んでもらうことすら拒否されることがあります。 また、女性が子供を出産する際でも、日本なら1週間ほど入院したりしますが、出産は病気ではないので、アメリカでは普通は入院などしません。入院したとしても1日が限度です。 |