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偉大な国アメリカ

〔アメリカの車・レンタカー〕


 今の日本でも田舎ならそうですが、アメリカでは大都会でもない限り車は必需品です。

 車を購入するとき、普通は順番で番号を割り当てられますが、ちょっとお金を積めば自分の好きな番号を取得できます。

 私の部下にベトナム帰還兵がいたのですが、彼の車の番号は「VV」=「Vietnam Veteran(ベトナム老兵)」でした。BMVが嫌いな人は「BMV NOT」なんていう番号をつけていました。

 アメリカでパンクしたり、バッテリーが上がったりすると困りますが、日本のJAFに相当する組織にAAA(トリプルA)というのがあり、入会しておくと便利です。

 車の運転には当然、ライセンスが必要ですが、運転免許証取得試験はとても簡単です。州によっては日本語での筆記試験も受けられるので便利です。しかし、その日本語がとても変な文章になっています。ということで、英語の質問と日本語とが対応するように書いてあるので、受験時には英語の原文で意味を確認しながら回答します。

 運転免許取得は、その州に在住後1~2か月以内となっていますが、厳密ではなく罰則があるわけでもありません。とにかく、免許取得までは国際免許で運転することになります。

 車社会のアメリカでも車には車検が義務付けられています。車検有効期限は1年間ですが、申請すれば1年延長して2年間とすることもできます。検査はとても簡単で、5~10分程度で終了します。

 車検で調べるのは、車検証などの書類検査と排ガス規制をクリアしているかの排ガス検査、ヘッドライト等の点灯確認、サイドブレーキの効きの確認、走行してブレーキが効くかどうかの確認だけです。

 この他にも、車関係のことは多々ありますので、それは本文の方でご紹介しています。


アメリカの車・レンタカー 〔アメリカの車・レンタカー〕事情がどうなっているかご説明します。
アメリカで車を買う
車のナンバー  日本では車の番号は自由に決めることはあまりやりませんが、アメリカでは自分の好きな番号を付けることがとても多くあります。

 私が目撃した番号では、<BMV NOT>という番号を付けたボルボ車、<MCA VA1>という番号をバージニアにある三菱化学社(略称MCA)の社長が付けていました。

 また、<NY RNGRS>(ニューヨークレンジャー)という番号を見たこともあります。<I EAGLE>、<EAGLE B>という明らかにゴルファーだと推定されるナンバーも見たことがあります。

 私の部下だったアメリカ人課長はベトナム帰還兵ですが、軍人のデザインのついたナンバー<V/V>( ベトナム・ベテラン:ベトナム老兵)のナンバーを付けていました。

 また、こんな番号の車にも出会いました。<BMD NOT>...これはVOLBO車でした。BMDの車が嫌いなんでしょうね。

AAAに入会する  AAAは「トリプルA」と発音します。

 AAAは日本でのJAFと同様な機能を持つ組織です。特に日本人にとっては、「困ったときのAAA!」という感覚の便利な組織です。何かあったときにはとても助かります。

 AAAに入会すると、地図を無料でもらえます。また、どこに行きたいと言えばそこまでの道のりを地図上に記入してくれます。スモールチックという道路案内地図、表を作ってくれます。これには目的地までの経路と各部分の必要時間が記入されています。

 また、目的地でのホテルを紹介し割安に予約もしてくれます。

ライセンスを取得する  当たり前ですが、アメリカでもライセンスがないと車の運転はできません。このためには、運転免許証取得試験を受ける必要があります。

 運転免許は州により期限が決められていますが、普通はその州に住んでから1~2か月以内となっています。

 但し、これは厳密ではなく特に罰則規定もない様なのでそれ程気にすることはありません。現に私の場合、アメリカに赴任した直後から仕事が忙しく試験場に行く時間がなく、やっと運転免許を手にしたのは定住後6ヶ月過ぎた後でした。それまでは日本から持参した国際免許で運転をしておりました。

 受験受付時に、先ず視力検査を受けます。何か体力検査というか、身体的に運転できない事情がないかというような検査、質問があったような気もしますが、ちょっと忘れてしまいました。

 受験は筆記検査と実技検査に分かれますが、日本人の場合なら、大抵は国際免許を持って赴任、定住していますので、実技試験は免除されます。筆記試験については、このページの上部に書いてある通りで、簡単な質問に答えるだけの常識的なものだけです。

 多くの州では日本語での受験が可能なので全く問題はありません。

アメリカの道路交通  アメリカの道路交通法ではいろいろなことが定められていて、日本の場合と異なることもあります。ここでは、アメリカの道路交通一般について、気のついたことを書いてみます。

アメリカ道路交通事情
道路の構造  アメリカの高速道は片道3車線位のものから6車線位もあるものまで様々です。路線から外れる場合、通常は最も右の路線から外れる様にしますが、6車線もある左側の路線から外れる場合大変なことになります。

 この様な場合に便利なように中央の路線から直接的に外線に出られるバイパス回路が用意されています。これはレストエリアに抜けるときにもよくあります。レストエリアからまた路線に復帰するときは中央のレーンに戻ることもできます。

カープール  カープール時間帯のある路線。2人以上路線(最も左側の路線で混雑する時間帯にカープール制度が採用されている路線があります。

 これは2人以上の人がまとめて乗ることで路線の混雑を緩和しようとする制度です。現状ではアメリカでも朝のニューヨークに向かう路線とか反対に夕方の帰宅方向の路線が大変な混雑状態になります。カープール路線は路面に〔◇印〕が白で描かれています。これに違反するとすぐポリスカーに捕まります。

有料道路  アメリカの有料高速道(NJ Turn Pike,Garden State Park Way等の有料道路)等では利用料金を取られますが、日本の高速道路と比べれば極めて小額です。

 NJTP(ニュージャージーターンパイク)の場合、日本の有料道路と同様に路線に入る時にチケットを受取り、路線を出る時に料金を支払います。出口には必ず係の人がいるので支払は現金で簡単に支払でき安心です。

 この支払方法は日本と同じ方式なので日本人には理解しやすいのですが、アメリカではこの方式は古い方式とされており、徐々に次ぎに述べるGSPW方式に変っているということです。アメリカ人にはGSPW方式の方がモダンに感じるのだそうです。

 GSPWでは、路線に入る時および路線の途中で何回となく小額ですが料金を取られます。この支払には、3つの方法があり慣れないと迷うことが多いです。

 支払はトークンで支払うか、イクザクトチェンジで支払うか現金で支払います。この路線をよく利用する場合は、トークンをまとめて購入しておけばそれを投入口に1枚投入するだけで簡単です。

 トークンは各料金所(toll)で10個とか20個とかをまとめて10ドル、15ドル程度で購入することができ、現金で毎回支払うより割安となります。

 現金であれば1回35セント必要なところを25セントのトークンで済むので、よく利用するのであれば、これをまとめて購入しておくとよいでしょう。ただし、トークンはその路線専用であって別の路線や地下鉄、バス等のトークンとしては使用できませんので注意が必要です。

 現金で支払う時は支払いできるレーンが限定されています。レーンを間違えてトークンレーンに入ったりして間違うと支払いできなくなります。車は後からどんどん来るため後戻りもできず、途方にくれてしまいます。

 もし、ここで支払いをしないで通り抜けてしまうと車の番号がビデオに記録されており、後から罰金がくるとも言われています。

 また、イクザクトチェンジで支払うことのできるレーンがあります。イクザクトチェンジというのは要するに例えば35セント相当のコインのことです。これは、25セントコイン+10セントコインでもよいし、10セントコイン3枚と5セントコイン1枚でもよいし、合計金額が35セント以上になれば、どの様なコインの組合わせでもOKです。

 また、もし丁度の金額がなければ、25セントコイン2枚というように35セント以上であれば問題ありません。もし、トークンがなくてもイクザクトチェンジレーンであれば直接料金相当額のコインを投入することで通過することができます。

 これらとは別に1996年からNYで開始されたシステムにEZ(イージー)パス(easy容易なという言葉との掛け言葉)というのがあります。これは一種のクレジットカードでこれを入手しておくと1年間は同じカードが使えます。勿論使用量に応じてお金は掛かりますが割安です。(このようなシステムは現在は日本でもポピュラーになっています。)

 高速道の料金支払所(toll)での支払レーンの表示は、青二つはEZパスでの支払い、青ひとつは現金などでの支払いなど、その場ごとに異なりますが、料金所直前には立て札で説明があります。これを見落とさないよう十分注意が必要です。

高速道路網  アメリカ全体の高速道路網は、とても分りやすく設定されています。

 アメリカ大陸を横断する方向に走る路線(地図上で水平方向に走る路線)では、高速道路番号は偶数番号となっています。たとえば、「ルート88」とか「ルート68」などです。

 一方、アメリカを南北方面に走る路線(地図上で上から下方向、その逆方向)には、奇数番号の高速道路番号が割り当てられています。たとえば、「ルート87」などです。

交通違反  アメリカでの交通違反は確実に掴まります。アメリカでは至る所、どこにでもおまわりさんが隠れています。アメリカでは「パトカー」とはいわず「ポリスカー」といいますが、このポリスカーはいつでも、どこにでもウジャウジャいます。

 スピードは制限速度+10マイル/Hまではよさそうですが、それを超えて走っていると確実に掴まるそうです。

スクールバス  アメリカではスクールバスは大変大事にされています。スクールバスが子供を乗せ、降ろしする時には、バスは赤いランプを点滅します。

 スクールバスへの子供たち乗車時、降車時には、バスの後の車は勿論のこと、前方反対方向から来る対向車も、全部バスから25フィート以上離れて停止しなければなりません。もし、違反するとバスの運転手が番号をメモし、後程裁判所に呼出されます。


ガソリンの入れ方  ガソリンの入れ方は、州によっても町によっても異なりますが、店員のいるガソリンスタンド、セルフサービスのガソリンスタンドがあります。

 従業員がいるガソリンスタンドでガソリンを入れてもらうときの言い方は、比較的大きな声で、次のようにいいます。

 「Fill it up with regular!」

 車を特別に大事にしている女性などでは、次のような女性表現を用いる人もいます。

 「Fill her up with regular!」

 これらの言い方、日本人にはなかなか正確に発音できませんが、「Fill it up with regular!」 という発音は「フィルドアップウイズレギュラー!」と聞こえます。

オイル交換  アメリカでは、大体3,000~3,500マイル毎位走行したらオイルチェンジをします。フィルターも同時に交換します。大体、$22~29位でした。(時代によって変わります。)

 オイル交換をするついでに車の内外部の掃除をして、すべての液体のチェックと補充をした方がいいと思いますが、こんなときは車を購入したディーラーまで直接もって行って依頼すると格安にやってもらえます。

 私はアメリカでは結構高級車である「Infiniti:インフィニチィ」に乗っていたのですが、一回35ドル位でこれができました。ガソリンスタンドなどは確かに安いですが、オイルとフィルター交換しかやってくれませんのでディーラーの方が安心でした。

燃費の計算方法  別に難しいことはないですが、燃費の表現方法は、1ガロンでの走行可能距離マイル数で表します。

 30〔マイル/ガロン〕という具合です。

交通標識  道路標識にもいろいろあります。あまりはっきり記憶してないのですが、次のような感じでした。日本語表現と英語表現とを並べて書いてみました。

〔確かなもの〕....菱形橙色標識

 ・これより1マイル工事中 ROAD WORK 1 MILE

 ・これより1/2マイル工事中 ROAD WORK 1/2 MILE

 ・1000フィート先道路工事開始 ROAD WORK 1000FT

 ・道路工事区間終了 END CONSTRUCTION

 ・停車、駐車禁止 NO STOPPING OR STANDING
  (Standing は駐車の意味)

〔確かなもの〕....四角白色標識

 ・交通違反罰金2倍 TRAFFIC FINES DOUBLED

 ・工事区間交通違反罰金2倍 TRAFFIC FINES DOUBLED IN WORK AREA

 ・速度制限50マイル SPEED LIMIT 50

 ・前方減速指示あり REDUCED SPEED AHEAD

〔やや不確かなもの〕

 ・行き止まり DEAD END

 ・通り抜け禁止 DON'T PASS

 ・前方警官待機中 POLICE OFFICER AHEAD

 ・走行注意 PASS WITH CARE

 ・牛横断中 CATTLE XING

 ・前方信号あり TRAFFIC SIGN AHEAD

 ・ガス欠罰金2倍 NO GAS FINES DOUBLED

 等

車検の方法 ・アメリカでは車検は毎年必要です.フロントガラスの左下に何年の何月まで有効か表示されています.アメリカでの車検は州によって異なりますが、無料の州もあります。ニュージャー州は無料ですが、お隣のペンシルベニア州は有料でした.

・車検が必要な時期の1.5か月位前になるとMVS(Mortor Vehicle Service)から通知が有り、更新手続きをするよう促されます.指定期日までに申請用紙に記入し、個人小切手(チェック、50~70ドル位の申請費用)と共に送付すると、2週間位した時点でMVSから新しいレジストレーションカード(登録カード)が送付されてきます.

・普通、同様な時期に車の保険も契約更改の時期になりますが、保険会社より更改申請書が送られてきますので、所定事項を記入し、今回も個人小切手(チェック)と共に送付します.1~2週間すると、新しい保険加入証明カードが送付されてきます. ・車検を受ける時に必要な3点セットがあります。自動車運転免許証、レジストレーションカード(登録カード)および保険加入証明カードです。車検を受けるときは新旧のレジストレーションカードと新旧の保険加入証明カードを持っていくことが必要です.

・車検は日本の様に厳密なものはありません。車検場に行くとその日に車検を受ける車が行列になって待っています.車検は完全な流れ作業で進行します.自分の番がくると直ちに検査が始まります。最初に3点セットの書類検査が行われます.これにパスすると試験成績書が発行され、次の検査に進みます.

・最初の検査は、EPA(米国環境管理局)指定の排ガス規制をクリアしているかどうかの排ガス濃度測定が行われます.車後部の排気管に測定ノズルを差し込み2~3分で検査は終了し、試験成績書に記入されます.なんの検査かわかりませんが、どういうわけかガソリン給油口の蓋を外して何かのメータで測定します。ガソリンの質か何かがチェックされます。

・次に、左右の方向指示器とヘッドライトが正常に点灯するかどうかの検査が行われます.車検を受けるときは、事前にライト類が正常に機能するか位は点検しておくとよいでしょう.

・続いて、検査官が運転席から降りる様に指示しますので車外にでます.検査官が車に乗り、サイドブレーキの操作が正常にできるかどうかを確認後、6~8マイル/H程度のスピードで3~5メートル位進行し急ブレーキを掛けます.ここでブレーキが効くかどうかの確認検査を行って終了します。検査は全部で5~10分で終わりです。

・検査日は毎週月曜から金曜までですが、曜日により開始時刻と終了時刻が異なります.NJの場合、火曜日は朝7時から夜7時半までやってくれます.時刻は検査場で異なるようです。朝6時30分から開始するところもあるよです。朝の時間帯が空いていてお薦めです.

・普通車検有効期間は1年ですが、車検をする側の手数を省くためにMVDから2年に一回の割りで車検有効期間延長のスティッカーを発行する場合があります。車検有効期間のスティッカーの上にこの延長スティッカーを貼ることで1年間の延長が認められます。スティッカーのことをDacalという聞き慣れない言葉で言います。(Decal:模様などを形どった小さなスティッカーのこと)

高速道路の区分  高速道路には、急行路線と鈍行路線とでもいうように、「エクスプレス」と「ローカル」の区分があります。

 ニュージャージーからニューヨークに向かうとき、ニューヨークが近付くと高速道は「エクスプレス」と「ローカル」の2つに分岐します。

 ローカルは各出口(Exit)の全てと接続しますが、エクスプレスは最終ニューヨークまで出入りできません。ただし、途中でエクスプレスからローカルに変更できる場所が何ヶ所かありますし、その逆もあります。

ハリケーン  アメリカでの自然災害は日本とは規模が異なる場合が多いのですが、大きなハリケーンが襲ってくるとあの巨大な高速道路が水没し道路が封鎖されてしまうことが起こります。このような状況に遭遇すると結構、困ります。

融雪剤  冬季、大雪の季節になっても、アメリカではほとんどスノータイアは使用しません。スノータイヤがないわけではありませんが、普通の人はいわゆる普通タイヤで走ります。

 雪が降り始めると同時に、何台もの大潟車両が繰り出し、いわゆる塩と呼んでいる固形物を道路にどんどん撒いていきます。これは融雪剤で、塩化カルシウムの粒です。

 こんなに塩を使用してどうして植物に影響しないのか不思議です。きっと、下水道が充分に整備されているのだと考えられます。

突っ込みパーキング  アメリカでは、どんな場所でも駐車場はとても余裕があって、駐車の仕方はいわゆる「突っ込み駐車」です。

 ホテルなどでは、ホテルの建物と駐車場の間には小さな樹木、花などの植え込みがあり、日本人がやるような後ろ向きに駐車すると、車の排気ガスで植物が傷んでしまうので、突っ込み駐車が要求されるのです。

 ホテルなどでは駐車場周辺の植え込みを排ガスから守るために突っ込み駐車を義務付けているところも少なくありません。頭から突っ込んで駐車してくださいという立て札を、時々見かけます。

車のたかり  ワシントンなどの大都市周辺を車で通り抜けるとき、信号待ちで交差点に停止していると、一種の「たかり屋」と呼ばれる人たち近付いてくることがあります。

 突然、黒人の人が車に近付き、窓やバックミラーなどの掃除を始めたりします。また、新聞紙を出してきて購入するように迫ります。

 突然のことであり、非常に驚いてしまいます。このような場合、基本的にはありがとうは言っても現金を渡してはいけないとされています。しかし、車に悪戯されるのを恐れて25セント~1ドル位を渡して脱出する人も多いようです。どちらが得策か私にはわかりません。

有料駐車場  都会地では有料、無料の駐車場が完備されています。無料駐車場は当然無料ですが、夜間の駐車や人通りが少ないか、見え難い場所への駐車は基本的に危険です。

 有料駐車場は比較的安全ですが、お金は必要です。但し、ニューヨーク等の大都会の中でなければ通常非常に安いです。30分で5セントから30セント位の場合が多いです。

 都会地では道路脇に駐車メーターがあってそこに短時間駐車をすることができます。ちょっとした買い物等をするときには非常に便利です。普通の小さな街では5セントとか10セントで2時間位の駐車が可能です。大きな街では25セントから50セントで1時間等となります。

 こんなとき、突然だけど、〔おんな港町 どうしてこんなに夜明けが早いのさ・・・〕、八代亜紀の歌が突然懐かしく、恋しくなる。

交通取り締まり  アメリカでは、ポリスカー(パトカー)の数は想像できないほど多いです。どの町にも多くのポリスカーがいて、どの路地を走行していても頻繁に遭遇します。

 通常は速度制限はゆるく住宅地での25M/H(40km/H)を除けば、大抵45M/H(72km/H)以上を許容しています。  実際の走行では+10M/H(16km/H)程度の速度超過は許容されるので、どの車も50~55M/H(80~90km/H)の速度で走行しています。

 しかし、住宅地では子供が道路でホッケーをして遊んだりしているので、注意が必要です。

 ポリスカーの数も非常に多く、油断すると捕まります。私は一度だけですが、25M/H制限の住宅地を走行中36M/Hで走行して捕まりました。このときは警告カード゙を渡されただけで罰金は免れました。

 経験者の話に寄れば、このようなことが度重なれば査問委員会に呼び出しを受けたり、罰金を要求される様です。

フローインスペクション  アメリカといえども、道路によっては流れがスムーズでないところが発生します。通常の市内道路などでは、フローインスペクションと言って、ときどき車の流れをチェックしている場合があります。

 道路で一時停止されられ、赤や青のメモ用紙をフロントガラスに貼られます。暫く進行した時点でその識別票のついた車がそこを通過したかどうか調べる調査員が待機していて調査しているようです。

中古車販売  日本への帰国等の理由で自分の車を売りたくなったとき、インターネットで中古車の標準販売価格を調べることができます。年次、型式、マイレッジ(使用距離数)、アクセサリー(パワーハンドル、レザーシート、カーステレオ、オープンルーフ、自動キー)の種類等によって値段が変りますが、それを事前に調べることができて便利です。

地下鉄  アメリカで地下鉄に乗るときは、切符を買う方法だけでなく、頻繁に使う路線なら、トークンを使う方法もあいます。

バス  アメリカでバスに乗るときも地下鉄と同様に、現金払いだけでなく、トークン使う方法もあります。

 また、バスでは、ひとつの場所から、別の場所に移動するとき、バスを乗り継がなくてはいけない場合も起こりますが、このようなときにトランスファー券というのがあって、二度払いしないで済ますことができます。このように、路線を間違えた時の対処法でも、運転手に言うとトランスファー券をくれます。

 アメリカでも経済的な理由、年齢的な理由等で自分で自動車を運転できない人達は沢山います。このような人たちのために、モールからモールや郊外からNY市街への巡回バスが頻繁に運行されています。

 NJの田舎からNY市内に連れて行ってくれたりしますが、大変便利です。

 但し、帰りに疲れて居眠してしまい自分の停車場を見過ごしてしまうと大変なことになります。家内の知人は一つバス停を乗り過ごしてしまい、隣のバス停まで歩いて行くはめになってしまいました。バス停間の距離が日本の感覚とは大違いで大変な距離があり、1時間以上もかかったそうです。

レンタカー  アメリカではレンタカー会社が盛んです。空港には勿論完備していますし、どの町にもいくつかのレンタカー会社が存在します。来客の観光案内等で普段使用しないような大きな車が必要になったときや非常時等で急に車が必要になった場合でも借り方は簡単です。

 電話をすれば指定の場所まで車を持ってきてくれます。必ずクレジットカードの提示を請求されますので、これだけは欠かせません。

 契約書には色々な事項が記入されますが、何時まで借りたいかと、もし事故に遭遇した場合の責任はどうなるか、保険はどうなっているかだけは確認しておく必要があります。

 保険に関してはフル補償で契約しないと大変なことになります。車の破損や、人身事故など、とにかくどんな事故でも大丈夫なようにしておかなくてはいけません。

 非常時のために、日ごろからレンタカー会社の電話番号はメモしておきましょう.

車内常備品  車には何を入れておくかというと、先ず三種の神器が必要です。事故にあった時など下記の3点はいつでも見せられる様にしなければいけません。

 ・免許証

 ・登録証(レジストレーションカード)

 ・保険証カード(保険会社から送付されたもの)

 この他に、例えばニューヨーク地区などのような雪国であれば、スコップや岩塩、フロンドガラスに付着した氷を掻き落とすスクレーパなどが日常的に必要になります。

 また、寒冷時にはもしも大雪などのために立ち往生し、ガソリンが切れた場合などに、凍死を防止するための毛布や防寒着なども搭載しておく必要があります。

 日本的な感覚でいえば、アメリカの道路は大半が高速道路です。この様な道路でパンクする車を頻繁に見掛けます。また、田舎道を走っているときにパンクしたら途方にくれてしまいますので、非常用のパンク修理ガスボンベを装備しておくと安心です。どこのスーパーでも売っていて3ドル程度で購入できます。(名前:Fixing Flat)

 今時なら誰でも持っていますが、非常時に電話できるように携帯電話をもっていれば安心です。電話番号のリストは必ず車内にも持っていくようにしましょう。(知人、会社関係、AAA、保険会社、レンタカー会社、その他必要と思う番号の全てのリスト)

 会社勤務の人ならば、小銭がなくても掛けられる様なAT&Tのカンパニーカードがあると大変便利です。アメリカ国内だけでなく世界中にいつでも電話できるのでとても心強く感じます。

 通常は何でもない道路ですが、いったん事故が発生すると、かなりな長時間車内に閉じ込められるケースがあります。私の知人の話では、朝7時から夕方6時まで閉じ込められたり、4時間も停止状態のままだったとの話も聞きました。

 こんな時のことを考えると、ガソリンはあまり空っぽの状態にはしておかない方が安全ですし、ことによってはトイレもありませんから、携帯用のトイレか、最悪、ビンのような液体を入れられるものも非常用に用意しておいた方がよいかもしれません。