〔ショット・ガンニング〕も一種の騙しの話法で、相手に向かって機関銃のように、次々と情報を話してゆきます。

　いわゆる超能力者とか霊能者と呼ばれる術師は、次々と一方的に情報を出しまくります。

　すると、中には当たっている情報もあるので、やがて相手が何らかの反応を示すようになります。

　被験者の反応から相手が喜びそうな情報をピックアップしていきます。

　被験者の反応を観察しながら、それに合わせて話しを修正してゆき、最終的には全てのことを言い当てたと錯覚させるのです。

　卑近な言葉で表現するなら、「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」という手法がショット・ガンニングという話法になります。

　一度、相手が信用するようになると、高額な霊感商品を購入させたり、カルト宗教に入信させたりします。

　この技法は、自称、霊能者や超能力者、霊媒師などの常套手段となっています。多くの詐欺師たちがとてもよく使います。

　コールド・リーディングなどと似たような手法として、「ショット・ガンニング」という手法があり、自称、霊能者や超能力者、霊媒師などが用います。

　彼らは、被験者に向かって、次々と多くの情報を話します。下手な鉄砲数打ちゃ当たるの例のように、そのうちのいくつかは当たります。

　被験者の反応を観察しながら、手ごたえがあったら、その反応に合わせて、最初の話を修正していきます。段々、会話が進んでいくうちに、全てが当たったように錯覚させるのです。

　こうして、相手が信じ込んでしまえば、もう目的の大半は達成されたといえるのです。ショット・ガンニングも一種の騙しのテクニックなのです。

　被験者は、やがて、高額な霊感商品を購入したり、カルト集団に入信するはずです。