〔当たるも八卦、当たらぬも八卦〕
占いは、明らかに占い師の独自の個人的な経験や独自の理論によって行われます。ときには、その占いを行う大きな集団組織としての独自・固有な思想によって構成されています。
占いは、統計学や科学などとは全く異質、無縁の存在であり、基本的に科学的な意味での再現性に耐えられるものなど絶対に存在しません。
古からよく言われるように「占いは当たるも八卦、当たらぬも八卦」なのです。ですから、占いの結果によって、右往左往する必要など全くありません。気楽に考えればよいのです。
では、何故、現代の世の中で占いがこれほどに使われているのでしょうか。それは、占いの本質が「当たる、当たらない」ではないからです。
占いで良い結果がでたら、それで気分を良くして一日を過ごす。悪い結果がでたら、そうならないように何かに気を配って一日を過ごし、災難を避けるのです。このように、占いの結果によって、安全、安心な一日を過ごせるように自らを律することに意味があるのです。
現在の世の中には、書籍や雑誌を利用した占いの他に、占い師がお客と直接対面して行う対面鑑定、あるいは電話で占う電話占い、ネットのチャットで行うチャット占いなど多くのやり方があります。また、このサイトで示すような気楽なネット占いもあります。
一見、占いはひとの運命を予知・予言できるような錯覚を与える存在であるために、これを悪用して「悪徳商法」や「詐欺」を行う「えせ占い師」も少なくありません。どなたも、甘い言葉に誘われて、このような不幸に遭遇しないような注意深さが必要です。
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