卜の占いは、何が起こるか、何を選んだらよいのか、何時行動したらよいのか、どの方面を目指せばよいのか、問題解決にどの対策を選んだらよいのか等にズバリと答えを与えてくれます。
卜の占いは、命の占いとは対照的に、カードの出方、サイコロの目の出方、コインの裏表などの偶然性を取り込んで行います。
卜の占いは、自分に都合の悪い結果が出たからと言って、短時間に繰り返してはいけないことになっています。この点には注意しましょう。
卜の占いは、下記に示すように非常に多くの種類があります。
周易(しゅうえき)
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周易は易経に記された、爻辞、卦辞、卦画に基づいた占術です。「易」という言葉は、変化、蜥蜴、日月など、古来諸説があります。
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断易(だんえき)
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断易は、「木火土金水」の五行に基づく占いで、別名「五行易」や「漢易」「鬼谷易」「納甲易」「三文易」などとも呼ばれる。日本では盛んではないが台湾ではよく行われています。
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梅花心易(ばいかしんえき)
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梅花心易は、八卦や六十四卦の体系を基本とする易占法です。占断する年月日時や周囲のあらゆる物から数を取って易卦を立てる特徴があります。
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六壬神課(りくじんしんか)
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六壬神課は、2000年ほどの昔、中国で成立した占術で、単に六壬と呼ばれることもあります。時刻を元に天文と干支術を組み合わせて行う占いです。
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奇門遁甲(きもんとんこう)
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奇門遁甲は、中国の占術で「式占」の一種で、遁甲式とも呼ばれます。「六壬式」「太乙式」と合わせて「三式」のひとつです。
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太乙神数(たいいつしんすう)
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中国の伝説上の皇帝「黄帝」と「蚩尤」との戦いの際に生まれたとされる占術です。未来予測に長けるとされ、「結婚はいつ」「人生の転機はいつ」などを知るのに力を発揮します。
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皇極経世(こうきょくけいせい)
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皇極経世は、国家を占う易です。年月日時より大きい時間の単位として、大きい順から元、会、運、世を用いて占います。現在は甲子元で129600年あり、この期間に宇宙が始まり、終るとされています。
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ホラリー占星術
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ホラリー占星術は、西洋占星術の中の卜術です。タロットと同じように、その時その時に抱える個別の悩みに答える占いです。
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銭占(ぜにうら)
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銭占は、数個の銭を投げたりまぜたりして、その表裏によって吉凶を判断する占い。表を陽、裏を陰とし、陽を吉とする。コイン占いなどともいう。
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ルーン占い
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ルーン占いは、北欧の古代文字「ルーン」を用いた占術で、西洋のタロット、東洋の易などに代表される卜術(ぼくじゅつ)のひとつです。主に恋愛や結婚・仕事などを占います。
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タロット占い
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タロットは、古代エジプト時代発祥とされる占いです。自分の将来や好きな相手に関してなど、とくに未来の行方を占います。タロットカードは遊戯や占いなどに使用される通常、78枚1組カードです。
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ジプシー占い
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ジプシー占いは、インドからヨーロッパへ放浪の旅をしていたジプシーの中で発祥した占いの一種です。現在は絵のカードで占うが、元来は、ジプシーたちが枝や木の葉を使っていたと言われている。
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ダイス占術
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ダイス占術は、ダイスを投げて出た目の数により、様々なことを判断する占いです。その時の偶然の結果から運勢を判断していきます。
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水晶占い
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水晶占いは、丸い透明な水晶玉を凝視し、その中に映し出された遠くのことや人の未来を読み取る占いで、スクライングとも呼ばれます。透視術のような超能力・霊能力を使っての占いです。
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ダウジング
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ダウジングは、貴金属の鉱脈や地下水などの隠れた物を、棒や振り子などの装置の動きによって発見できるとする方法です。使用される用具には、振り子やL字形・Y字形の棒などがあります。
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六爻占術(ろっこうせんじゅつ)
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六爻占術という占いがありますが、これは詐欺師が行っているものなので、近づかないでください。極めて危険です。
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御神籤(おみくじ)
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御神籤は、神社・仏閣等で吉凶を占うために引く籤です。御御籤・御仏籤、または、みくじ・神籤・御籤・御鬮・仏籤などともいいます。現在ではみくじ箋(みくじ紙)と呼ばれる紙片を用いるものが一般的です。
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阿弥陀籤(あみだくじ)
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阿弥陀籤は、線のはしに当たりはずれなどを書いて隠し、各自が引き当てるくじのこと。現在は、平行線の間に横線を入れ、はしご状にすることが多い。何かの順番を決めたり、配りものを公平に決めたりするのに利用します。
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辻占い
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辻占いは、は、日本で行われた占いの一種で、辻占(つじうら)とも呼ばれます。元々は夕方に辻に立って、通りすがりの人々の会話を元に行う占いでした。辻には人だけでなく、神や仏も通るのです。最近では、その人の性別・服装・持物、向かった方角などから吉凶を判断します。
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花びら占い
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花弁の数が多いヒナギクなどのような花の花弁を1枚ごちにむしり取り、いくつかの選択肢を連呼して、最後の花弁で当たりを決めます。好意を持つ人の気持ちを「好き」「嫌い」などと叫びながら占ったりします。
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えんぴつ占い
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6面ある鉛筆の側面を削り、そこにいくつかの数字や言葉を書いて転がし、出た面に書かれた数字や言葉によって何かを決めたりします。最近では色鉛筆で行う色鉛筆占いというものもあります。
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