〔山術〕

　仙術とは、仙人の行う術のこと、あるいは仙人になるために行う術をいいます。不老不死・羽化登仙の術に到達するのを理想とする神仙の方術です。

　道術は、道士や方士の行う術のことで、符呪(ふじゅ)・神仙・養生の術などの総称です。

　静坐とは、座って心身を静める瞑想法のことをいいます。狭義には儒教のものを指しますｈが、広義には仏教の坐禅や道教の坐忘も含まれます。

　瞑想は、心を静めて座り、神仏に祈ったり、何かに心を集中させることをいいます。心を静めて無心になること、目を閉じて深く静かに思いをめぐらします。

　内功は、中国の大衆小説である武?小説で使われる言葉で、内家功夫、いわゆる気功を指します。武術の基礎と位置づけられ、攻撃、防御、治療など様々な用途に用いられます。

　符呪とは、まじないの意味です。

　霊術は、明治末～昭和初期に日本で大流行した一群の民間療法を指します。海外からの催眠術や心霊学、日本の修験道などの呪術文化が融合して生まれました。

　拳法とは、打つ、突く、蹴るなどの当身技による、徒手武術を指します。日本拳法や少林寺拳法などがあります。

　気功は、中国古来の健康法で中国伝統の民間療法や代替治療を指します。以前には、「導引」「吐納」「行気」などとも呼ばれていました。

　ヒーリングは、日本語では癒しのことで、心や体を人間のもともとある良いバランスに戻すことをいいます。心理的な安心感を与えたり、気持ちをリラックスさせたりするために作られた音楽をヒーリング・ミュージックと呼んだりします。

　太極拳は、中国武術のひとつです。東洋哲学の重要概念である太極思想を取り入れた拳法であり、形意拳や八卦掌と並んで内家拳の代表的な武術です。

　武術は、日本の伝統的な武術である古武道のことを指します。